先日,何年ぶりかに講演を聴講した。プロジェクトマネジメント界で重鎮として知られた米国のハロルド・カーズナー氏の講演会である。私も講演の機会は多いのだが,今回の聴講はいろいろな意味で勉強になった。スピーチはもちろん英語だが …
マーク・トウェインの名作「トム・ソーヤーの冒険」に、塀のペンキ塗りがトムに課せられる有名な一節がある。このためせっかくの休日に遊べないトムは、長くて大きな塀の前で嘆いていた。そこに通りかかったライバルのガキ大将を見かけた …
経営トップの某氏は、スーパーマン(スーパーエンジニア)を待望しているという。昨今のご時世では救世主の出現を待望したくなる気持ちはわかる。ヒット商品を生み出す社内の環境づくりを模索中という。 画期的な製品(アイデア)を生み …
「熟す」、「捌く」と書く。 政権が交代し、マスメディアを通じて新大臣たちの発言が注目されている。特にベテラン官僚と渡り合う場面において重要なことは、「捌く(さばく)」ことにある。私は新大臣の記者会見などで、“うまく捌いて …
“見える化”は角膜移植をした私にとって非常に感慨深い文言である。しかし回りを見渡すと、その使い方には少々疑問を感じることが多い。現在のように情報が氾濫している中で“ビジュアル化”だけでは何の役にも立たないことは明白である …
品質工学会第20回企業交流会に参加し、それぞれの会社の若きエンジニア5名の事例発表を聞く機会を得た。内容はいずれも品質工学(タグチメソッド)を自分の担当業務に適用して得た成果である。 中には入社1年目に基礎講座として学ん …