• クリティカルチェーン TOCによるプロジェクト・マネジメント

津曲 公二

ロシア連邦外務省本館ビル(出張時宿泊したホテルの真正面 モスクワ)
ロシア連邦外務省本館ビル
(出張時宿泊したホテルの真正面 モスクワ)

副業解禁

働き方改革がさかんに話題になっていたとき、副業解禁が話題になりました。それまでほとんどの企業で副業禁止だったようですが、現在では大手銀行トップから副業自由(奨励?)のコメントが出るほどになりました。筆者の仕事から見て「最も効率的な副業」への準備は現職の仕事の進め方にあると思っていますが、これは別の機会にゆずることにします。今回は、筆者のロシア講演出張での体験から現地の副業事情について、見聞きしたことを紹介します。

マイカーが持てたら

モスクワなどの大都市では交通渋滞が日常化しており、バスなど公共交通は時刻表どおりの運行がなかなか難しいようです。バス停での待ち行列をよく見かけました。そのため、渋滞はあってもマイカー通勤はある種の強いあこがれがあるとのこと。わが国大都市での交通渋滞事情は似たようなものですが、わが国ならここでのマイカー通勤は避けたいのが普通でしょう。このあたりは日ロで考え方がかなり異なるようです。現地スタッフによると、マイカーを持つと「移動の自由」が得られることが大きな魅力であり、またウーバー(配車サービスアプリ)で副業ができるメリットがある、などを聞きました。実際、2016年の出張ではモスクワでの移動について現地スタッフはすべてウーバーを予約していました。当時は誰でも自由にウーバーを使って副業ができたようです。その後、従来からのタクシー専業者と同様な登録制になったようです。

ホテルチェックアウトで必須の証明書

ロシアを旅行して他の海外諸国と異なる初めての体験がいくつかあります。その中で海外からの旅行者として最も重要なことは宿泊したホテルで必ず「滞在証明書」をもらうことです。これは、出国時のチェック時に欠かせない必須書類となります。現地の日本人スタッフの説明では、ソ連時代は国内旅行ですら監視対象だったので、その名残が今でも続いているとのこと。「出国時でチェックされることはめったに無いが、法律はそのまま継続している」ので、「ホテルチェックアウトでは必ず忘れずに証明書をもらうこと」を強く念押しされました。

空港お巡りさんの副業

2018年10月に出張したときのことです。旅行社から申請したビザが届きました。その送付物の中に注意事項の書面がありました。①滞在証明書は必ず宿泊したホテルで発行してもらうこと。②出国時、パスポートと同時に提示できるように揃えておくこと。ここまでは、承知していましたが、初めて見たのは次の書面です。『空港内で警察官が滞在証明書の有無をチェックし、無いときはその場で「反則金」を徴収する事案が起こっているので注意するように』と書いてありました。発行元は在モスクワの日本大使館でした。お巡りさんとしては空港に限定した独自の副業があるようでした。お巡りさんは公務員とはいえ、首都モスクワでの生活はたいへんなのかなと感じました。