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津曲 公二

奇岩の景勝地モンセラ 登山ケーブルカー(バルセロナ スペイン)
奇岩の景勝地モンセラ 登山ケーブルカー
(バルセロナ スペイン)

フランス経済相が言語同断と猛反発

言語同断とは、話にならないほど正道から外れていることに対して、「とんでもない」「もってのほか」という気持ちを強く伝えたいときに用いる、と辞書にあります。

わが国のタイヤメーカー大手ブリヂストンが、フランスにある同社工場閉鎖を発表したことについて、フランス政府経済相が言語同断と非難したそうです。ブリヂストンの発表によると、この工場は60年以上操業を続けてきましたが、閉鎖の理由は「市場の構造的な問題」、つまり乗用車用タイヤの需要が伸び悩んでいることから決定したとのこと。従業員およそ860人の雇用と地域経済を支えてきたわけですから、同社としても難しい決断だったと思われます(情報出典はAFPなどネットから)。この言語道断発言に対するフランス人の反響を知人が知らせてくれました。その一部を次に紹介します。

フランスの人たちの反響はとてもまとも

  • ブリヂストンは日本のタイヤメーカーだ。どこでビジネスをするかは彼らが決めることであって、フランスには何も言う権利はない!
  • 大臣は何も言わない方がいいと思うけど。工場を閉鎖するかどうかは企業の自由なんだから。
  • ポーランド、ルーマニア、中国あたりの外国に、工場を移して行ったのはどこの国の企業でしょう・・。そしてそれはフランス政府の長年の政策でもあったでしょ。
  • 大臣がグローバル企業に怒ったところで意味がない。怒る権利があるのは実際に働いている人だけだ。
  • フランス政府は断固戦うって?今まで政府が弱者に興味を持った事が一度でもあったか?

日本人はフランス大好きだが

日本人は、高級ブランドファッション、著名観光地、ワインなどのイメージでフランス大好きなようです。ところが、筆者が感じているのは政治家に限ればこういう良いイメージとは全くほど遠いのです。今回、フランス市民にはこういうまともな意見があることを知って、見直す感じです。経済相は「断固戦う」と言っているそうです。どこの国でも、こういう勇ましいことを言う人に限って、ポーズだけで実は何もしない人である、これも市民には見抜かれていますね。