• クリティカルチェーン TOCによるプロジェクト・マネジメント

「721の法則」というのがある。1割は基本的な学習、2割は先輩の薫陶、7割は自分の経験。すぐれたリーダーにどのようにして自分はそうなれたかをアンケートした結果という。米国企業においてはこの法則は常識らしい。日本人の感覚では意味の順番で考えると「127の法則」というべきだろう。
「大学では、まだ人生の1割分しか学んでない。社会に出て9割を学んでほしい」と卒業式で学長のあいさつを聞いた。 仕事も、まず1割の基礎的な理論を学び、次の2割は先輩の背中をみて学び、最後の7割は自分で体験を重ねて学ぶ。この7割の苦節を乗り越えて成功したリーダー、強いリーダーができあがる。
間違ってはならないことは、まず基本を研究し学ぶこと。企業研修の最大目的は基礎理論を学び、その中から原理原則は自ら抽出する。成功したリーダーが、次世代リーダーを育てる(指導する)サイクルができると、強力な組織ができあがり、企業文化になる。
(「721の法則」の根拠論文を知っている人は教えてください。) 


伊藤 昭
株式会社ロゴ CR(顧客、渉外・広報)担当 副社長