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冨永 宏志 株式会社ロゴ ビジネスパートナー

会話がしにくそうな職場風景
会話がしにくそうな職場風景

コミュニケーションが難しい

リモートワークの利用が減少しています。多くの企業が、非常事態宣言が解除されるタイミングで取り止めたようです。さらに、やめた企業の半数が「今後も実施する予定はない」としています。
その大きな理由が、「社内のコミュニケーションをとるのが難しい」にあるようです。コロナパンデミック前でも企業の7割以上が「社内のコミュニケーションに問題がある」という状況でしたから、人と人との接触がないリモート環境下では、さらに難しくなったことでしょう。
このエッセーでは、「コミュニケーションをカイゼンした」筆者の体験を紹介します。

人にモノを頼むのは難しい

筆者は、さまざまなプロジェクトに参加し多くの失敗を経験しました。
その失敗した時に上司や先輩から、「なんでもっと周りに相談しなかったのだ!仕事は、一人でやるものでは無い、チームでやるものだ!」と叱られたことを思い出します。
でも、上司や先輩への頼みごとは、敷居が高いものです。
筆者も多忙な上司や先輩を見ているためか遠慮する気持が強く、「些細なことを聞いたりしたら迷惑をかけてしまう」と思い、「仮に引き受けてくれても、すぐに回答はもらえないだろう」と考えてしまいました。
皆さんの職場でも「ちょっとしたことを気軽に聞けない」と悩んでいる多くの人達がいると思います。おそらく、「頼めないから、自分の力でなんとか解決しよう」とひとりで奮闘をされていることでしょう。
「人にモノを頼んでも、応えてもらえることは難しい」と、多くの人には思い込みがあるようです。

ちょっと勇気を出して会話する回数を増やしてみた

筆者の「カイゼン」をすることになったきっかけは、「人は、人から頼られるとうれしいもの、だから頼まれると案外対応してくれるもの」を学んだことです。
少々勇気が必要でしたが、上司や先輩に相談や頼みごとを直接会って話しをする回数を増やしました。ダメもとの気持ちで始めた取り組みは、多くの協力や指導を得られ仕事の成果にもつながりました。
ただ、「他力本願の姿勢で自分は何もしないで、いきなり頼みごとをする」ことは、していません。まず自分で考えてから相談するようにしました。
筆者が検討した経緯や、それでも解決できず困っていることを直接会って話しをすることで、問題の状況を、うまく伝えることができました。こんな会話の機会を持つことで筆者自身の考えや思いを理解してもらえたことが、「コミュニケーションをカイゼンする」ことにつながりました。

これからも対面での会話を続けていく

人と人との接触を避けることが求められるウィズコロナ社会で、直接会って話しをする機会を増やせません。しかし、Web会議のツールを利用すればカメラを通してですが、対面での会話をすることができます。
筆者もWebのツールを使いオンライン飲み会に参加してみました。そこで今まで気付かなかった友人の新しい側面を見つけたり、新しいビジネスの話しができたりと意外と楽しめるものでした。
この経験が、「人と人が対面で会話をすることは、カメラを通してであっても良いものだ」ということを改めて実感しました。
筆者は、これからも「ちょっと勇気を出して対面での会話を増やす」ことでコミュニケーションのカイゼンを続けていきます。